なぜ、実習カンファレンスを行うのか?
患者理解を深め、患者の状況に合わせた看護ケアを進めるため、チーム(病棟師長、指導看護師、指導教員、学生)で話合いを行います。
チームで話し合いをすることで、新たな視点に気づくことができます。
どういうことを話し合うのか?
カンファレンスで話し合うテーマは自由ですが、統合実習で話し合われるのは下記のテーマが設定されることが多いです。
中間カンファレンス
・受け持ち患者さんの全体像や、そこから導いた看護計画の方向性がずれていないか、どのように修正をしたらいいのかについて、チームからアドバイスを得る
・困っていることを話し合い、問題解決の方法をみつける
例:計画していた看護ケアを患者さんに断られてしまったがどうしたらいいのか??
最終カンファレンス
どのように資料を準備するのか?
中間カンファレンス
ポイント1.受け持ち患者の紹介
患者の全体像が分かるような情報を記載しましょう。
ポイント2.簡単な情報・分析解釈
例:【身体的側面】【精神的側面】、【社会的側面】、【スピリチュアル的側面】
ポイント3.自分の考えた看護援助を記載しましょう
・看護問題とそれに対する、自分の考えた看護援助について書いておくと、よりディスカッションが深まると思います。
・具体的な目標や計画を書くとより、ディスカッションが深まります。
最終カンファレンス
先の資料に加え、実際に実施した看護援助(介入)の内容と、看護援助(介入)により得られた効果がどうだったのかの評価について記載するといいでしょう。
カンファレンスの進め方
時間配分
1人15分くらいの持ち時間がいいでしょう。
《内訳》
①カンファレンスで検討したい事項について、5分程度でのプレゼンテーションを行う
②10分程度で検討するといいうイメージです。
役割
・司会:最後に、参加をして下さった師長・実習指導者からコメントをもらいましょう。
・タイムキーパー
・(必要時)書記
《参考資料》
プチナース 2020. Vol.29. No7
プチナース 2020. Vol.29. No10