留学を考えたときに、まず考えるのが、いつから、どのように準備をしていけばいいのだろうかということだと思います。
奨学金の申し込みの準備期間を含めると、現地の大学・大学院が始まる10ヶ月前くらいから具体的に準備をしていくことが必要です。
今回は、私が実際に行ったハンガリー政府Stipendium Hungaricum奨学金を得てのハンガリー留学を例にとって示したいと思いますが、どこの国も大きな差異はないと思います。
給付奨学金に応募する
・2020年11月頃から準備開始(この頃に、給付奨学金に関する詳細な情報がHP上で開示される)
TOEFLを受けたり、健康診断書を取得し準備をしましょう。健康診断書の結果次第では、予防接種が必要な場合もあるので、早めの準備をお勧めします。
応募に際して、Call for applicationというガイドブックがあるので、かならず熟読しましょう。
・2020年1月15日 オンライン申請締切日
①オンライン申請書
②志望動機書:Times New Roman 、12ポイント以上、最低1ページ以上、英語もしくはハンガリー語で記述すること
③語学能力証明書
④直近1年分以上の成績証明書:英語で発行
⑤健康診断書:2019年11月15日以降に発行されたもの、英語で発行、エイズや、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、その他感染症の有無が記載されたもの
⑥パスポートの写し
※博士後期課程の場合は上記に加えて、⑦研究計画書、⑧推薦状2名分が必要です。
美術専攻者(絵画・グラフィックアート・彫刻専攻者)のみポートフォリオ:制作年月日を明記した3作品もしくはスケッチの写真が必要です。
・2020年4月中旬 第一次選考の結果通知のメール受信
大学・大学院の受験
・2020年5月中旬から5月下旬 大学・大学院の入学試験の実施:私の場合は、Skypeによる面接でした。
・2020年6月下旬 奨学金の受給及び大学・大学院入学の決定の通知
ハンガリー行きの準備
・2020年 7月 ビザの手続き:東京または大阪にある駐日ハンガリー大使館でビザを発行してもらう。⇒ハンガリー入国後、移民局で手続きを行う必要がある
・2020年 8月 ハンガリー行きのチケット購入他、準備
・2020年 9月上旬 ハンガリー入国 :入寮できる期間が決まっています。授業開始直前のため、私は1週間アパートを借りました。
入国して準備すること
・携帯電話の契約: Magyar Telekomがおすすめ
・銀行口座の開設:OTP bankがおすすめ
・移民局でビザの切り替え:いつも超絶混雑しているので、HPで予約していくのがおすすめです。予約枠も早めに埋まるので、早めに予約しましょう。
大学・大学院が始まる
・9月上旬よりオリエンテーション・学期が開始する
以上のことからも、留学までの準備は10ヶ月もの時間がかかります。
留学をすると決めたら、早めに動いて、計画的に進めることが大事です。