海外留学・海外インターンシップ

【海外インターンシップ】場所の選び方からモチベーションレターの書き方まで

投稿日:2020年8月20日 更新日:

海外でのインターンシップは、①将来、海外で働きたいと考えている方、②海外での職場環境を知りたい、という方にとっては、非常にいい機会です。

私の通っていた大学院では、インターンシップによる単位取得が卒業要件になっていました。

そこで、私の経験した、インターンシップの場所の選択から、希望した場所でインターンシップを実施するまでのプロセスについて、下記にまとめています。

ステップ1:自分の目的に合わせた場所の選定

場所の選択は、インターンシップで得られる経験値を左右するため非常に重要です。場所の選び方としては、インターンシップで経験したい目的を明確にすることが大事です。

私の場合、多国籍の人が働いている場所で経験をしたかったということと、自分の専門分野を深めたいという2つの理由で、国際機関WHOにターゲットを絞りました。WHOのように、世界中に支部がある場合は、どこの国の、どの部署で何をやりたいのかまで細かく明確にすることが重要です。

  • クラスメイトAさんの場合は、自分が就職を希望する製薬会社でインターンシップを行い、大学院修了後、見事に就職が決まりました。
  • クラスメイトBさんの場合は、スキルと職歴をつけながら、お金を稼ぎたいとのことで、時給の発生する有償インターンシップを希望し、学生時代はずっと研究機関での有償インターンシップと学業を両立していました。彼は、自分の国に帰って、インターンシップの職歴を自分の強みにして、研究機関で就職をしています。
  • クラスメイトCさんは、知り合いの運営するNPO(非営利団体)で、インターンシップを行い、その運営方法について学びを深めてきていました。

ですので、自分の目的に応じた場所の選定が、非常に大事になってきます。

「参考」

・国際機関の場合だと、外務省 国際機関人事センターのHPに、インターンシップの場所や条件などについて、まとめられているので、そちらを参考にして、場所の選択をしてもいいと思います。

ステップ2:インターンシップ場所の細かい情報収集

ターゲットが決まったら、次に情報収集を行います。インターンシップ先がどのような人材を求めているのかを徹底的に調べます。

こちらから情報を求めていると、不思議なもので、実際にWHOで働いていた方や、働いている方とコンタクトを得ることが出来、アドバイスを頂くことができました。やはり、実際に働いている方からのアドバイスとしても、インターンシップで何がやりたいのかという目的が明確になっていることが最重要とのことでした。

ただ、WHOの場合は、HPでも明記されているのですが、インターンシップの採用に関して、勤務している方からの紹介/コネによる採用は、平等性を欠くとのことで一切禁止されています。私も何とか紹介で…と思ったのですが、そこは全くダメでした。

ステップ3:申込みをする

具体的な手続きとしては、WHOのような大規模な機関ですと、倍率が50倍近くなるため、インターンシップの専用応募サイトがあります。そちらに自分のアカウントを作成し、募集期間内に申込を行います。この申込の作業が割と大変です。細かな履歴書、モチベーションレターなどの記載があります。思っていた以上に時間がかかりますので、時間に余裕をもって応募することが大事です。

特に、モチベーションレターの作成に時間を要しましたので、もし、私のモチベーションレターの書き方が参考になればと思い、下記にシェアします。※応募先のスタッフのスタッフ2名に見て頂き、目的が明確で良いとのコメントを得ていますので、一定の基準には達しているものと考えます。

気を付けたことは、シンプルにA4 1枚以内でまとめることです。この考え方は、以前にも記載した、別記事の「大学院入学に向けたモチベーションレターの書き方」と同じです。

こちらも併せて、参照頂くことで、モチベーションレターの書き方に対する思考が深まると思います。

【実際のモチベーションレター】

World health organization

 

Dear Summer Internship Coordinator:

 

I am writing to express my interest in the summer internship the position in the world health organization. I am a first-year master’s student at the ○○ course in Hungary. My goal upon graduation is to work as a将来どうしたいか, and an internship at WHO would allow me to build new skills and network with experts in the field. also, I believe that internship will be invaluable in helping me develop a deeper understanding of the complex dynamics that drive the making system and delivery of care on the world scale of the health problem.

 

Prior to entering 大学院 I worked for six years at 職歴. and, I have pursued a Doctor’s degree in学歴. My research theme is “研究テーマ”. The research shows that the 研究テーマから示された日本の現状と課題. From my academic and professional experiences, 職歴・学歴から見えた日本の問題are unable to seek medical care even if they want to because of financial, time, or stigma issues. I think that healthcare disparity is becoming a serious problem in Japan. It is not only deal with as an individual problem but also need to policy approaches. In order to deal with this problem, currently, 問題の解決策を得るために今大学院で学んでいるas s second major.

 

Through coursework at University, I have been immersed in policy evaluation and analysis. I would like to understand the global point of view through participate in the internship and contribute to the future. Thank you for your time and consideration, and I look forward to hearing from you.

 

Sincerely,

私の名前

申し込みをしたら、後は結果を待つのみです。

 

 

 

 

 

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            大城真理子

    過去の経歴

    沖縄県立看護大学卒業→琉球大学大学院 (保健学修士)→看護師6年→沖縄県立看護大学大学院 (看護学博士) →Eötvös Loránd University (Master of Health Care Policy, Planning and Financing) →沖縄県立看護大学

    現在、ハンガリー政府 Tempus Public FoundationのAlumni Volunteer(ボランティア活動)もしています。

    Meet our alumni volunteers: Mariko Botar | ALUMNI (alumninetworkhungary.hu)

    ハンガリー留学に際して、お手伝いできることがあればボランティア活動の範囲内でサポートします。