私たちは、カリキュラムの都合上、限られた時間で卒業論文の執筆をしなければならない現状があります。
そこで、論文執筆にかかる最短の時間配分について、まとめました。
下記を参考に各自の論文執筆スケジュールを組み立てることをお勧めします。
論文執筆の時間配分:計10日【最短見積り】
Ⅰ.はじめに(2~3日)
知的作業、引用文献が必要
Ⅱ.方法(1日)
単純作業
Ⅲ.結果(2日)
2日の内訳は、図表の作成1日、文章執筆1日です。
Ⅳ.考察(2~3日)
知的作業、引用文献が必要
Ⅴ.結論(1日)
引用文献、謝辞(1日)
単純作業
※引用文献については、別記事でまとめますので、そちらを参照ください。
論文のタイトルを考える
知的作業
抄録を執筆する:計1日【最短見積り】
知的作業
📝ポイント1
知的作業と単純作業を分けることで、執筆を効率的に進めることができます。
単純作業は、とにかく手を動かすことです(疲れている時でも出来ます)。
知的作業は心のゆとりをもって時間をかけて取り組みましょう。
📝ポイント2
論文執筆の流れとして、「Ⅰ.はじめに」から「Ⅱ.方法」の順で書かなければならないと思い込んでしまいがちですが、一番大事なことは、自分の書きやすいところから書き始めて、執筆の流れを作ることです。
【私の場合】
方法→結果→結論→考察→はじめに→論文タイトル→抄録の順番で書きます。
ご覧頂いても分かるように、単純作業から始めて知的作業を進めています。
理由:単純作業である程度、論文執筆が進んでいる感じをつかむことで、執筆の流れを作る。運動する前のジョグみたいな感じです。
プレゼンテーション資料を作る:計3日【最短見積り】
・スライド作成(2日)
※その後、第三者に見てもらい、適宜、修正作業をします。
・原稿作成(1日)
・練習(2日)
まとめ
上記を見てもらっても分かるように、論文執筆に10日、抄録作成に1日、プレゼンテーション資料作成に3日の時間を要します。
プラスαで、フィードバックの時間も必要ですので、時間の限られた中で、作業を進めるためには、執筆計画が非常に重要となってきます。
《おすすめの書籍》
佐藤雅昭著.(2019).なぜあなたは論文が書けないのか.p30-31.