研修・実習計画書の書き方と、そのポイントを下記にまとめます。
全体を通して
- 常に読み手を意識する
読み手のことを意識しない計画書は、相手にとってわかりにくく、独りよがりなものになってしまいます。
- フォントサイズは10.5ポイント以上、明朝体を基本にする
- シンプルな文章を心がける
1つの文章に同じ意味の用語を多用しない
1文が長くなり過ぎないように心がける⇒長くなりそうならば2文に分ける
- 計画書全体で、統一した用語を用いる
× 飲み物の中の糖分を調べる。飲料の中には、5gの砂糖が含まれている。
〇 飲料の中の糖分を調べる。 飲料の中には、5gの砂糖が含まれている。
- 適宜、改行をしたり、番号やピリオドをうって、見やすさを意識する
読み手にとって、見やすい文書であるように心がけましょう。
- 計画書は1枚程度に収まるように意識しましょう
シンプルで洗練された計画書がベストです。
研修・実習計画書の構成
課題
第1パラグラフ:動機について書く(なぜ、この研修・実習をしたいと思ったのか)
これまでの経験を踏まえて課題や興味
第2パラグラフ:課題・テーマに関するエビデンスの提示
1つ文献を示す。
📝たくさんの文献を読んできたと思いますが、その中から最もテーマに適する文献を1つ選定しましょう。
課題のところで、文献をいくつも引用すると文章全体が冗長になり、読みにくくなってしまうので注意しましょう。
第3パラグラフ:どのような実習を行いたいのかを記載(実習目的)
1文程度でシンプルにまとめましょう。
課題の最後に参考文献を記載しましょう
<参照>参考文献の書き方
著者名 (発表年). タイトル 雑誌名,巻数,所在ペ―ジ.
研修・実習目標
実習を通して、達成したい目標を課題に即して書きましょう。
実習の期間に合わせて、実行可能な目標を挙げましょう。
📝 実習内容と区別して考えましょう。
研修・実習施設名
研修・実習を行う施設名を記載する
研修・実習施設場所
研修・実習を行う場所を記載する
例)○○病棟
研修・実習期間
令和〇年〇月〇日(曜日)~令和〇年〇月〇日(曜日)の平日△日間
研修・実習内容
対象:どのような対象に研修・実習を行いたいのかを丁寧に記載する
例)○○の疾患を持つ△△の治療実施前の者
・・というように、自分の研修・実習に合わせて記載しましょう。
内容:実施することを具体的に記載しましょう。
箇条書きにして、見やすさを意識しましょう。
研修・実習計画:
1日目
2日目~〇日目
というように、毎日のスケジュールを具体的に記載しましょう。
📝・研修・実習の途中で、中間カンファレンスを設け、指導者から意見をもらう機会を設定しましょう。そうすることで、学びが深まります。
・研修・実習の終盤にも、最終カンファレンスを設定し、指導者の意見も踏まえて、客観的に振り返りましょう。