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大学院生が学会に参加するメリット4つ

投稿日:2020年9月6日 更新日:

大学院生こそ、学会に参加するメリットは大きいと思います。ぜひ、学会に参加し、発表するべきです。

もちろん、学会参加にはお金がかかります

しかし、間違いなく、出したお金以上に得られるメリットは大きいです。将来への投資として学会に参加しましょう。

なお、学会には懇親会が開催されることもあります。ぜひ、そこにも参加されることをお勧めします。

※参考

学会参加費:国内学会1万円程度、国際学会5万円程度。さらに、旅費がかかります。懇親会に参加する場合は、別途、参加費が必要です。

メリット1.他の研究者からアドバイスがもらえる

自分の研究を発表することで、他の研究者からアドバイスを頂く機会が多々あります。特に、学会には、熟練した研究者が数多く参加されています。その方達から得られるアドバイスはかなり有用です。

私も、研究を発表した際に、何人もの研究者からアドバイスを得ることができました。特に、大学院生の立場だと、研究者の先輩はとても丁寧に教えてくれます。

【私の経験】

学会で他の研究者から得た、結果の解釈(考察)についてのアドバイスを論文に反映し、考察が深まった実感を得ています。

メリット2.自分の研究を客観的にみることができる

学会で発表する中で、質問を受ける機会が多々あります。

質問を受ける中で、第3者に自分の研究を伝える際、どの箇所をどのように説明をしていくことで、より相手(第3者)に伝わるのか等について考える機会になります。

また、学会に参加する方は、自分の専門とはまた異なった視点から、コメントや質問を受けるため、研究室(ゼミ)でディスカッションする時とは違った指摘が得られます。ですので、より客観性をもって自分の研究をみることができます。

【私の経験】

学会参加者からの質問や座長からの研究に対するコメントを受け、自分の研究のオリジナリティを認識することができました。

また、質問を受けることで、どの箇所が第3者にとって、伝わりにくいのかを知ることができ、論文を書く際、その部分を丁寧に書くように心がけました。

メリット3.研究に関する有益な情報が得られる

他の研究者と交流することによって、最新の情報を得る機会が得られます。

個人的には、本や雑誌などの書籍を読むよりも、大まかな最新情報を得やすい機会だと考えています。

【私の経験】

たまたま隣の席になった研究者をお話する機会があり、そこから、質的研究の分析ソフトを利用した方がいいという情報を得ました。実はこの先生は、米国の質的研究の第一人者の先生の教え子で、日本で、その使い方に関する本も執筆されている第一人者の先生でした。

その先生との出会いのおかげで、私は、質的分析ソフトを使うことで、かなり効率的に作業を進めることができました。今でも、そのソフトを教えてくれた先生に感謝していますし、学会に参加しておいて、本当に良かったと心から実感しています。

その他にも、いくら書籍や雑誌を探しても得られなかった情報を、実際に経験豊富な研究者から教えてもらうことで次に繋げる道筋が見えてきたという経験が何度もあります。

ポイント! 学会に参加する場合は、出来るだけ、他の研究者と関わることを意識しましょう。その分、有益なチャンスを掴む機会が大幅にアップします。

メリット4.研究業績につながる

学会発表をすることで、研究業績としてカウントされます。

特に、大学院生なら学会賞を狙いましょう。

研究業績を積み重ねるメリットとして、今後の就職や留学、助成金や研究費の獲得に大きなメリットを与えてくれます。

私の場合、間違いなく、大学院時代の業績のおかげで留学の給付奨学金を獲得することが出来たと思っています。

学会では、大学院生や若手に賞を与える機会を設けていますが、その背景には、若いうちに業績を積んで、次に繋げて社会で活躍してね、というメッセージが含まれています。

そのためには、大学院生のうちに手を抜かずに、ポスター等の事前準備に時間をかけることです。

賞が取れなくとも、丁寧に準備をしていく経験をしっかり積み重ねることで、数年後には時間をかけずとも、学会準備をするスキルが自然と身についています。

将来的に、仕事の時短につながります。

 

大学院生時代に手を抜いてしまうと、特に、研究者として働く場合、自分の強みについて葛藤します。

これからの時代は、自分の強みで生きていくことがより一層求められる時代になります。大学院生時代に自分の強みを見出せるように意識することで、将来にも役立つこと間違いないです。

 

-大学院
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            大城真理子

    過去の経歴

    沖縄県立看護大学卒業→琉球大学大学院 (保健学修士)→看護師6年→沖縄県立看護大学大学院 (看護学博士) →Eötvös Loránd University (Master of Health Care Policy, Planning and Financing) →沖縄県立看護大学

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